023 清水七奈

★清水七奈さんの春風コーデ
「髪にやさしき春風は すぎしその手かささやきか」中原中也をアレンジした自作の詩を冒頭にもってくるところなど、オールドファッション評論家の真骨頂。なかなか書けませんよ。清水七奈さんを見ているとノスタルジックな扉をノックされるようで胸がキュンとなります。そんな歌がありましたね。♪胸〜がキュンとなる小島の秋〜だ(石原裕次郎「錆びたナイフ」ですが、正しくは「胸〜にジンとくる 小島の秋〜だ」です)。でも懐メロコーナーではないからいつまでもやってられません。なので本題に戻って彼女のコーデ。トップスはCiaopanicでSLYの爽やかな空色ヘンプジャケット。スカートはBEAMSでantic ragの靴にIENAの鞄と祐佳ちゃんから借りたリングで、(ペギー葉山歌うところの)ミッション系キャンパス・ガール的今でしょスタイルの完成です。出してくる例えが古くて若い方は理解不能でしょうが、わからない人は気にせず置いていきますからね。とは言うものの、どーぞどーぞ置いてって、と言われるのがわかっているだけに悔しいのであります。でもブレずに信念を貫きます。これをわれわれ”専門家”の間では「強引マイウェイ」と言っております。

2013-5-13