笑顔に心地よい清風

　澄み切った空色の風景に笑顔がそっと染まる。心地よい清風が吹き抜け、静かに頬を流れる。

　幼い時にテーマパークの「キラキラしたショーを見てお姫さまになりたい」と思った。その影響か、中学生になって「何か表現する仕事に就きたい」と将来を見つめる。

　そして「憧れていた世界。やってみよう」とモデルを目指した。「厳しい世界だがそれ以上に楽しい」。緊張感を楽しみながら、一歩ずつキャリアを積み重ねてきた。

　「ショーに出て大きいスクリーンに名前が出るのが夢」と瞳が輝く。「ずっと続けていきたい。“今がいい”を積み重ねて“今がいい”と思ってもらえるモデルになりたい」。そう言った後、決意の風が清らかに吹いた。

　作詞を手掛け、ボーカリストとして月に１度ライブを行う。自主製作の映画に出演したことも。「見た人が笑顔になってくれる」ことが心の支え。「これからチャレンジの幅をどんどん広げていきたい」。笑顔を届ける表現の方法を、さらに模索していく。

　（ヘアメーク　増谷祐佳）