明るく伸びやかな笑顔

　高校２年生のみずみずしい表情に、真っ白な純真の花が咲く。明るく伸びやかな笑顔に、これからの飛躍が光り輝く。

　小学５年生の時に「姉と見に行った」関西コレクションで、すでにモデルとしての素材を見初められてスカウトされた。その時は「こんな舞台に立ちたい」と思ったが、「自分にはなられへん」と、小学生の心に自信の文字は映らなかった。

　そして高校１年生の時に「なんばにショーを見に行ってたら、声をかけられた」と再びスカウト。やりたい気持ちと母からの「いいやん」の言葉で、気持ちを固めた。

　４月１２日には「すごいなぁ」と見ていた関西コレクションの舞台に立った。「リハーサルは緊張したけど、本番はドキドキしなかった」。しかし「終わってから手が震えた」と大舞台の重圧を感じもした。

　弱虫で泣き虫で人見知りだった性格は「モデルという明確な目標ができた」ことで変わったという。「いっぱいステージに立って、テレビの仕事もして、自分のブランドも持ちたいな」。さらに夢の視界が広がった。

　　（ヘアメーク　増谷祐佳）2015−6−1