039 瑞歩

もっと楽しくなる予感

 健康的な表情に、心の充実感が写る。メーク前の素顔には、実直さが満ちる。
 客室乗務員を目指して英語を勉強するために大学に進学。在学中に服飾サークルのショーに「友達に誘われて」出演した姿がプロの目に留まり、「声を掛けられて」モデルの世界の扉が開いた。
 最初はモデルと学業を両立していたが、徐々に気持ちに食い違いが生まれる。「学生生活にイメージとのギャップを感じて」大学を退学。モデルとして生きることを決めた。
 活動を始めると「自分は頑張っていないのに仕事が入っていた」と振り返る。「甘いみつを吸っていましたね」と口元が緩んだ。「調子に乗って8キロ太った」と笑い声が響く。
 小学生の時にオーディションに応募し、高校では雑誌の応募で最終選考まで残るなど、モデルは「憧れて、なりたいと思っていた」仕事。「面白くない時期もあった」が、「今の方がより楽しい。もっと楽しくなる予感がある」。飾らない心の本音が、笑顔とともに舞う。
 (ヘアメーク 増谷裕佳)

 

2013-7-22

瑞歩 (みずほ) SOS MODEL AGENCY T175 B88 W60 H85、和歌山県出身。関西コレクションなど多数ショーに出演。ポスターなどスチールでも活躍。ミュージックビデオなどにも出演するなど、多方面で活躍。