光る清純さと”素直”さ
1980年代を席巻したアイドルが、突如として現代によみがえったかのような感覚に襲われる。清純さが初夏の太陽に照らされた時、“素直”という影が美しく伸びる。
大学入学を機に来阪。テレビ番組に刺激を受けて社交ダンスを始めた。そこからメキメキと頭角を現し、世界大会に出場するまでに腕を上げる。イギリスにレッスン留学するなど、競技者、インストラクターとして4年半、プロとして活動した。
「もうそろそろ」と思い始め、競技から一歩離れた。仕事を探して「ハローワークにも行った」が、昔から興味があったというモデルの世界に目を向ける。「挑戦するなら今しかない」と。
「今は背伸びの状態だけど、ようやく周りが見えてきた。今できることを見極めてやっていきたい」。そして「いい仕事に巡り合いたい。これから経歴を積み上げていかなければ」と笑顔の花が咲く。
「野球の始球式をやる」のが夢。「黒田博樹投手が帰ってきたときにはテンション上がった」と、カープ女子の息が弾んだ。「周りに支えられてやってこれた。自分を育ててくれた環境に恩返しがしたいんです」
(ヘアメイク増谷祐佳) 2016-6-20
うめだ・るみ SOS MODEL AGENCY
T170 B82 W61 H88 山口県出身。スチール中心に活躍。今後はショーの出演も視野に活躍の幅を広げる。