184  谷内咲季

仕事が一番楽しい

 太陽がいくつあっても足りないくらいの明るい笑い声がスタジオの隅々にまで響く。周囲の空気を瞬間で和ませるその笑い声は、未来にまで届きそうなほど楽しい。

 小学3年生の時に「スカウトされた」。その時はすごくやりたい気持ちだったと言うが「やりたいって言えなかった」。そして高校2年の時に再び「梅田で声をかけてもらって」、真剣にモデルの道に視線を定めた。

 「いっぱいのお客さんが自分の事を見てると思うとテンションが上がる。その快感を得るともうほかのことができない」というほど、「仕事している時が一番楽しい」。そして「雑誌の専属になるのも夢」と未来を見る。

 会員制交流サイト(SNS)を使っての日常報告は欠かさず発信する。「フォロワーを増やしたい。まずは5千人」と真剣だ。「モデルを軸にマルチに活躍したい」という夢に近づくために、テレビ番組のアシスタントや食レポ、ドラマのせりふもなりきって練習する。

 「プライベートがないくらいに有名になりたい」。楽しい笑い声が、さらにスタジオに広がった。

 (ヘアメーク 増谷祐佳)2016-11-7

たにうち・さき  プラチナムプロダクション

T164 B82 W58 H80 兵庫県出身。日本女子博覧会など多数ショーに出演。スチールでも活躍中。