250  本山琴美

陽光のようなほほ笑み

本山琴美01-2-2 遠慮することを忘れたかのような、スラリと伸びた美脚は健在。常に降り注ぐ陽光のようなほほ笑みまでもが美しく輝く。

 高校卒業と同時に上京し、大学生として学業を優先しながらモデルとして活躍。「東京の生活は楽しいです。離れて初めて京都の良さを実感しました」と相好を崩す。

 ミス日本2016ファイナリストで、デザイナー桂由美主催の「ユミカツラ・グランドコレクション・純金ドレス着用モデル公開オーディション」でグランプリを獲得。2017年1月には桂由美のステージでパリコレのランウェイを堂々と歩いた。

 パリ滞在の5日間は緊張の連続だった。「入り時間から本番までの2時間はアッという間だった」と鼓動は高鳴る。他のショーのオーディション会場を見学し、厳しさに直面。モデルの努力する姿、必死さを目の当たりにして「自分は甘やかされている」ことを痛感した。「すごい勉強になった」とパリの舞台は成長への糧につながった。

 そしてショーの前日まで舞台裏で「徹夜で作業していた」スタッフの仕事ぶりにも触れ、「モデ本山琴美02-3ルは歩くだけではない。スタッフの思いを背負っている。もっと成長しなアカン」と改めてモデルの仕事と向き合い、「パリに行って意識が変わった。やっとモデルとして歩き始めたと思う」。

 大学では国際経済学を学ぶ。「知識を吸収するのは好き」と、勉強と仕事を両立。表情や歩き方、見せ方を日々研究し「国際的なモデルになりたい」と飛躍を誓う。そして京都に思いをはせ、「関西弁は忘れてへん。東京で関西弁を広めてます」

 (ヘアメーク 増谷祐佳)2018-5-21

もとやま・ことみ    ボン・イマージュ

T176 B84 W60 H88、京都府出身。2017年にパリコレに出演。関西コレクション、ミュージックサーカスなどショーを中心に活躍。ミス日本2016ファイナリスト。