まぶしいほど前向き

　はち切れんばかりの明るさが、雲に覆われた空からまぶしいほどの太陽光を呼び込む。

　子どもモデルとして活動していた時期もあり、その時は「タカラジェンヌに憧れがあった」。宝塚への夢はかなわなかったが、高校２年の秋にモデルを目指して「オーディションを受けようと思っていた」そのタイミングでスカウトされた。

　「やりがいはあるけどまだまだ」と、上半身と下半身がばらばらになってしまうウオーキングに苦戦。ようやく「感覚がつかめてきた」が、オーディションでは「まだ発揮できていない」と唇をかむ。それでも「次こそ、次こそ」と力強い視線は前を向く。

　来春からは大学生。４年間は学業とモデルを両立させ、最大限の時間を費やすつもり。「１年前は自信がなかった」が、今は「自分のできることをやっていくだけ」と技術とともに心も大きく成長した。「いっぱい仕事して、経験して、自分を磨いていきたい」

　　　　（ヘアメーク　大森未来）2019-10-26