463 冨永結衣

表現力磨き歌も特訓中

 少し不器用なほほ笑みが、居心地のいい春の陽気のような暖かい空気を呼び込む。

 幼いころからバレエを習い「宝塚を見てミュージカルに憧れた」。それからは宝塚音楽学校入学を目指して必死で情熱をふりしぼり努力を重ねる。しかし、その努力は報われなかった。

 それでも憧れは捨てきれず、大学に進んで舞台に立つなどフリーで活動。就職活動を横目に「この道で行く」と決意し、卒業のタイミングで事務所に応募し活動を加速させた。

 「身長が高いからモデルをやってみたら」。事務所からのアドバイスもあってその道も進み始める。「最初はウオーキングが下手で歩くので必死だった」。ようやく回りが見え始め、モデルの仕事に「はまった」と精進を積む。

 「バレエの癖で歩き方が変と言われていたが、舞台での歩き方が良くなった」とウオーキングのレッスンが芝居にもいい方向に作用してきた。「モデル、お芝居は似ている。ショーも演技力が必要」とさらに表現力を磨く。

 「口を閉じて笑えない。ぎこちなくなる」と、表情をコントロールできるように顔の筋肉を鍛えている。隔世遺伝の長い脚でのバック転もお手の物。歌って踊れるように歌も特訓中。「大きいショー、大きいミュージカルに出たい。幅広くこの仕事を続けていきたい」

 (ヘアメーク 山根央菜)2023-4-15

とみなが・ゆい vanilla。model management

T170 B80 W65 H90 京都府出身。ショーを中心に活躍。俳優として舞台やミュージカルに出演。