389 風間なぎさ

ああでコーデ
 
 携帯電話の普及でドラマが成立しにくくなった時代である。特に恋愛ドラマ。キモはすれ違いのハラハラ・ドキドキ。だが今はすぐ連絡できるしすぐ会える。そのハラハラドキドキが全く描けない。無理やり描こうとすれば連絡不能の状況を作り出すしかない。いまのドラマに携帯電話をなくしたり、交通事故にあったりするのがやたら多いのはそのせいである。便利さは味気ないのだな。風間なぎささんのコーデとこの雰囲気は、携帯電話のない時代に、彼が遠くからやってくるのを見つけ「ああ、待ち合わせの場所ここでよかったんだ」と安堵の表情を浮かべているシーンのようです。なぎささんの清楚なノスタルジーコーデ。後ろの大江ビルヂングも一役買っています。
 
 
2023-5-30