079 大月ちさと

3歳からモデル意識を

 抜群の安定感が、フラッシュのまばたきを一気に追い越す。クールな視線から解放された緩やかな表情が、初夏の輝きを思わせる。

 幼いころから華やかな世界に憧れていた。「3歳くらいからマニキュアを塗ってましたね」。かわいいものが好きだったと言い、美少女コンテストに応募するなどすでにモデルの足音を聞いていた。

 そして高校卒業と同時に「モデルをやりたい」と母親に告白。大学に進学し、学生とモデルを両立させながら活動を続けてきた。

 「大学を卒業する時にこれでいいのかと悩んだ」が、「モデルをやってみよう」と本格始動。「今までは出れてうれしい」だったが「今は気持ちが違う」と甘えを封印し、モデルとして真剣に向き合うようになった。

 スチール中心に活躍の幅を広げるが、「これからは苦手なことにも取り組んでいく」とショーの出演も視野に入れる。表現力のつたなさに悩んだ時期もあったが、「少し自信もついて楽しくなってきた。やっぱりモデルを続けたい」

 (ヘアメーク 増谷祐佳)

大月ちさと(おおつき・ちさと) Models
T168 B78 W58 H83 兵庫県出身。広告などスチール中心に活躍。着物、浴衣、ブライダルなど多数ショーにも出演。