086 近藤智

みんなで作る仕事は楽しい

積み重ねた経験の揺れ幅が、ほんわかとした空気感をもたらす。愛くるしい表情に、魅力的な笑顔が心地よく似合う。

 JR西日本の「ミス・ウエンズ」に応募し、約2千人から7人に選ばれたことがモデルの道を照らした。「新聞に募集が出てて、ミスになったら旅行に行けるってあったので、旅行につられた」と目尻が下がる。

 その最初の撮影で、相手の男性モデルから「向いてるよ」と言われて本格的に始動。その時は「モデルさんが大阪にいることさえ知らなかった」と当時を優しいまなざしで追いかけた。

 「背が低いので、できる仕事の幅がどうしても狭い」というハードルを笑顔で飛び越え、表現や感性を磨いてきた。「120%の笑顔を持って帰ってもらう気持ち」は、昔も今も変わらない。

 「顔や足の角度で、見え方が変わってくる。だからモデルの仕事は深い」と、表現や見せ方の研さんを積み、ランニングや食生活で体調も整える。料理 好きで2年前に野菜ソムリエの資格を取得した。「モデルはこれからもやっていきたい。みんなで作り上げる仕事は楽しいですから」

 (ヘアメーク 増谷祐佳)

近藤智(こんどう・とも)SOS MODEL AGENCY T160 B83 W60 H85 大阪府出身。スチール中心に広告、CMなどで活躍。JABANK大阪のTVCMにも出演するなど、幅広く活動。