469 大倉千奈

宝石鑑定士と両立

 バランスのいいやわらかな姿勢が落ち着きと安定感をもたらす。

 「知り合いに誘われて」出場したミスユニバース北海道大会がモデルになるきっかけだった。札幌市から大阪には宝石鑑定士の資格取得のために出てきたが、もちろん学校に通うと同時に「モデルをやろうと決めていた」という。大阪に引っ越してきた当初は暑さが天敵で「最初の1、2年の梅雨の時は脱水症状」も経験。「点滴を打って」乗り越えたこともあったと振り返る。

 ショーは「出番前のドキドキ感が楽しい」と言い、動きのある仕事の方が好きだが「苦手なスチールも増やしていきたい」。そして「新しいことにも挑戦し、仕事の幅を広くしていきたい」と飛躍を誓う。さらに意識的に「負の思考は捨てて」常にプラス思考を心がける。出来上がりの作品を見て良しあしを冷静に分析し、「どう見られているのかが大事」と表情の引き出しを増やすことも課題。

 「大阪は住みやすい。フグとうなぎがおいしい」。ただ「空気は札幌のほうが」と深呼吸。宝石鑑定士としても活動し、「展示会で宝石を見るのが好き」と笑顔。「北海道と関係のある仕事をして、地元をアピールできれば」。

 (ヘアメーク 山根ひろな)2023-5-27

おおくら・ちな   vanilla。model management

T172 B83 W68 H88 北海道出身。ショー、イベントなど多数出演。スチール、雑誌などでも活躍。