219  石山真帆

テニス漬けから転身

 少しツンとした切れ長の魅惑的な瞳が、アジアンクールビューティーの魅力を最大限に引き出している。
 小さい頃から背が高くて「モデルやったらどう」と言われてはいたが、小学生から始めたテニスに多くの時間を費やし、高校は全国大会常連の強豪校に進学した。オシャレやメークからはほど遠い寮生活でのテニス漬けの日々。青春の全てを懸けて、全国優勝の夢を追いかけていた。
 「やり遂げました」。けがの影響もあったが、テニスに区切りを付けて次に目指した世界はモデル。1年間の社会人時代に見に行った関西コレクションでスカウトされた。モデルをやりたい気持ちが「ジワジワ」来ていたタイミングでの出来事に「チャンスがやってきた」とモデルの世界に飛び込んだ。
 「自分を磨いて、いろんなショーに出たい。年齢を重ねても輝いていたいと思う」。人見知りの克服と“しゃべり”の力量アップが課題。「この世界はゴールがないから楽しい。いろいろ挑戦したい」とキリッと前を向く。「帆を張って、真っすぐ生きていきたい」
 (ヘアメーク 増谷祐佳)2017-8-28

いしやま・まほ SILHOUETTE MODEL AGENCY

T170 B81 W60 H85 大阪府出身。ショーを中心に活躍中。スチール、ウェブなどにも出演。