かっこいいモデル目指す

　どこまでも正統派な美しさがきらめく。何色にも染まっていない純真さが、周りの空気を透明に変える。

　「ランウェイを歩く奇麗な人を見て、なりたいと思った」のが小学６年の時。それ以来モデルの仕事に興味を持ち続け、高校１年の時に「近鉄電車の中」で突然声をかけられて第一歩を踏み出した。「携帯で動画を見てたら人が向かってきて、名刺を渡された」

　高校卒業とともに本格的に仕事を開始。「高校生の頃とは違って仕事に真剣に向き合うようになった」と意識も変化した。抜群のモデル体形で、着こなしはすでに盤石。しかし、「かわいらしさを伝えられない」のが今の悩み。

　日本、イタリア、ブラジルの血を引き、「家では日本語、ポルトガル語を混ぜて話している」。語学の習得にも力を注ぎ、「英語、スペイン語も勉強している」と世界での活躍を見据える。「かっこいいモデルになりたい。何を着ても似合う女性を目指す」。これから歩く道を、“目力”で明るく照らす。

　（ヘアメーク　増谷祐佳）2018-6-4