295 藤本薫

経験積み表現力を磨く

 現在にも、そして未来にも暖かな光が満ちてくるような笑顔が穏やかに輝く。

 小学生の時から背が高く周りから「傷つけられた」こともあったが、「身長を生かせる仕事はモデル。やってみたい」と思った。そして高校3年の時に「急にふっと思って」モデル事務所に応募する。

 大学時代は管理栄養士の資格取得を目指して「勉強で忙しかった」と振り返る。資格を生かした仕事に就くことも考えたが、「モデルとしてやっていきたい」と卒業後の分岐点の選択に迷いはなかった。

 「与えられたイメージにピタッと当てはまるようなモデルになりたい」。そのためには「経験を積んで表現力を磨き、引き出しを多く持たなければ」と研さんの日々。仕事がない時は「このままないかも」と不安が募って「やめようと思ったこともいっぱいあった」が、「毎日違う現場でいろんな人、いろんなイメージに出合える」楽しさがその不安を打ち消した。

 「モデルは発信力のある仕事」。いつかは「食事の知識を生かしていろいろな人の食事をサポートする」ことも視野に入れる。「まだまだこれから。私を選んでくれることに応えていきたい」

 (ヘアメーク 増谷祐佳)2019-5-18

ふじもと・ゆき      SOS MODEL AGENCY 

T174 B83 W61 H89 大阪府出身。ショーを中心に活躍。広告などスチールにも力を注ぐ。