414 咲良

悩みながら、懸命に

 雨上がりの抜けるような空のように、爽やかな清涼感が満開に咲く。

 両親の友人が今の事務所関係者で「やってみないか」と声をかけられた。初めての仕事は小学校の低学年で、「覚えてます」という写真スタジオでの七五三の撮影だった。

 中学が仕事禁止だったため活動を自粛。高校では1年の冬から半年間カナダ・トロントに留学したため仕事との距離はそのままで、さらにさまざまなストレスから半年間で「5、6キロ太った」と笑い飛ばす。

 大学に入ってからも「仕事から離れていた」期間があり、本格的に始動したの大学3年の20歳になってから。今は、モデルを続けたいという思いと、周囲の就活風景の慌ただしさの間で気持ちが揺れているのも事実。「将来設計がまだ見えない。焦りもあるけど、もう少し悩みたいと思う」

 ただ、心にあるのは「撮られるのが好き」という気持ち。「しゃべることが苦手」で、そこに意識が向かうと表情が硬くなってしまうため、それは「演技力を上げていきたい」と克服するつもり。「精いっぱい頑張る。演技力を磨いて動画も頑張りたい」

 (ヘアメーク 大森未来)2021-8-28

さくら SOS MODEL AGENCY

T160 B80 W61 H85 大阪府出身。スチール、ウェブ、動画などで活躍中。