411 寧々

和装をきれいに見せたい

 端正な瞳にスッキリとした鼻筋、そしてキュッと結んだ口元が透き通る青空に映える。

 母親が元モデルで、その影響もあって「小学生の時からファッション誌を見ていた」。それ以来「モデルが好き」で、高校生の時にスカウトされて「やってみたかった」と気持ちは揺れたが、その時は吹奏楽部でトロンボーンを吹くことを選択した。

 大学に進学し、「1年2年と過ごしたがやりたいことが見つからなかった」。20歳になって「やりたいことをやる。モデルをやってみよう」と迷いを振り切り、振り袖のカタログモデルのオーディションに応募した。

 「先輩は指先までがきれい。自分とは全然違う」。事務所に入る前の「楽しみだった」気持ちは吹き飛ばされたが、「乗り越えられるように」努力を重ね、同時に「得意ではない」笑顔も磨く。

 「和装の仕事がしたい。着付けの勉強もしたい」と意欲的。10月には和装のショーへの出演が決まっている。今はそのステージで「きれいに歩けるようになる」ために練習を積む。「着物をきれいに見せて、普通の服とは違う特別感を伝えたい」(ヘアメーク 大森未来)2021-8-7

ねね  LUCENT MODEL AGENCY

T165 B82 W59 H86 大阪府出身。