友の姿に刺激受け挑戦

　肩の力がそっと抜けるような優しいほほ笑みが自然に暖かい。

　幼い頃から「人前で堂々と歩く姿がかっこよくて憧れていた」モデルだったが、「勇気がなく、何をしていいのか分からなかった」と、あえてモデルになる事を考えずに過ごしてきた。

　きっかけは母からの「挑戦してみたら」の言葉。しかし「自分にできるのかが不安」で数カ月迷った。その迷いを吹き飛ばしてくれたのが「真剣にデビューを目指してダンスに打ち込んでいる」仲のいい友達の存在だった。その姿に刺激を受け「挑戦してみたい」と一歩を踏み出した。

　モデルを初めて２カ月ほどでショーに出演した。その時は「片手で数えるほどしかレッスンしてなかった」。学生が制作したドレスを「うまく見せることができなかった」とほろ苦いデビュー。「きれいに見せることができるモデルにならなければ」と誓った日にもなった。

　「まだまだペーペー。雰囲気をどのように出していけばいいのか、どのように見せていけばいいのか」模索中。大学では英語、中国語を学び「ＣＡを目指したい」ともう一つの夢も追いかける。「ブライダルの仕事を中心に、学生とモデルを両立させたい」

　（ヘアメーク　ＡＳＡ）2023-4-8