「染まれる」モデル目標

　元気満タン笑顔満点の生き生きとした表情が、青空に映えるようにキラキラと輝く。

　小学６年生の時に「冨永愛さんをショーで見てかっこいい、やってみたい」と思い、卒業式では「モデルになります」と叫んだという。中学生になって「梅田でスカウトされた」が、この時は「詐欺っぽかった」と笑い飛ばす。そして高校生になって「やってみよう」と始動した。

　事務所に所属せずフリーの立場で活動。知り合いのカメラマンに撮影してもらったり、関西コレクションのオーディションを突破したりと実績を積む。しかしコロナ禍での高校卒業で、その後の２年間は何もできないつらい日々。「家で洗濯物をたたむしかなかった」と振り返った。

　そして昨年３月に「やっと事務所に所属できた」と本格的に動き出した。「何にでも染まれるカメレオンみたいなモデル」になることが目標。「ショーも広告も女優も何でもやりたい」と楽しい希望があふれる。

　新年には「大きな広告に出られますように」と神様に手を合わせた。「今年はいろんなことを勉強する」と、中学１年からの英単語をおさらいし、資格取得も目指す。「一人ではここまでこられなかった。いろんな人に支えてもらったおかげです」。

　（ヘアメーク　ＡＳＡ）2023-2-25