468 川上綾香

保育士からモデル再出発

 形の整った聡明(そうめい)な瞳とスッキリとした鼻筋に不思議な熱気がはらむ。

 モーニング娘。に憧れて「アイドルになりたかった」少女は家で歌って踊り、幼稚園の発表会では「せりふを言う子のマイクを奪った」ほどの目立ちたがり屋だった。両親に連れられてオーディションに行ったことは「ほのかに覚えている」と目を細める。

 そして高校生の時にショッピングモールでスカウトされてレッスンに通う。だが、真剣に汗を流す「周りとの温度差」を痛感し、モデルをあきらめて保育の道に進んだ。

 ただ、保育士として「小さい彼氏」と向き合う中で心残りがあったのも事実。担任を持った時に「卒園させたら好きな事をやろう」と決意し、「一度あきらめて悔しかった」モデルとして再出発した。

 「勉強することばっかり」だが「今は楽しい」時間を過ごす。「ユーチューバーが出てるのが悔しい」と関西コレクションのランウェイに意欲。「ドレスの仕事もやってみたい」と高みを見つめる。

 「成功するイメージ」だけを胸にオーディションに挑む。出演作品を見て「笑顔がぎこちない」と反省し、今の課題は「力を抜けるようにしたい」。託児所を開くことも夢。「モデルはできる限り続けていきたい」。

 (ヘアメーク 山根ひろな)2023-5-20

かわかみ・あやか GRAM

T165 B78 W60 H90 大阪府出身。スチール、雑誌、PR動画などに出演。